
(イラストは、日本標準ペアレンツクラブ4月号の表紙・春のドアより)
コンコンコン♪、と、
今年の春のドア。
開けたら、珍しいお客さま。
なんと
遅ればせながらの
インフルエンザAさん、だったのでした。
39度近い熱が
何日も続き、
お陰で おかしな夢ばかり
見ました。
なぜか、
オードリーの春日君と若林君と、
シェアハウスで暮らしている私。
ふと彼らのベランダを見たら、
ブラがたくさん
干してあるのです。
ベビーピンクのや、
オペラピンクのや、
花柄や縞々や、みーんなピンク色。
春風にふわふわ揺れてる。
どれも、アンダーが
どーんと大きいのに
カップが、
すごくちっちゃい三角ブラ。
あ〜、そういう趣味をおもちだったのね〜、 と、
フタリを見上げると、
フタリともニコニコしてるの。
それぞれの春だもんね、
いいよね。
うんうん。
(夢ですよ、夢、夢!)

高熱が続いたお陰で、
見られた不思議な夢、
ふたつ目は
10年前に亡くなった父が現れました。
私は身体が熱くて
しんどいので、
ミルクティーでも淹れようと台所に立ちました。
缶を開けたら勢い余って
中身のお茶っ葉が 床に
バッシャーン!
たいへんたいへん。
あ、ミルクが沸騰しちゃう、
お砂糖は、、、
焦っているところに、
父が ニコニコしながら
現れます。
「この前のお土産のハーブティーは
どうだった?美味しかったかな?」
「え? あ、この前の、お土産、のね、うん」
答えもそこそこに
別の容器をシュポン!
と開けたら
今度はコーヒー豆が ジャラジャラ〜!
あー、たいへん。
でも、父はまだ
更なる、私の感想を待っています。
「えっとね、バニラとクローブが効いていて、
いかにもlove storyって
ネーミング通りのお味で美味しかったよ」
「ふむ、そうか、そうか」
父は、目を細めて
うんうんと満足そうに
頷いているのでした。
床に散乱する紅茶葉と、
コーヒー豆など物ともせず。
ま、ね。
オバケで足がないから、
床がどうだって
気にしないよね。
お父さんらしいなぁ、
と笑って
ちょっと嬉しくて 泣きました。
インフルエンザのお客さま。
あんまり嬉しくは無いけれど、
熱が出るといいことも
ありますよね。
そ、家族がちょっと
優しくしてくれる。
子どもの頃は、
りんごをすりおろしてもらったり、
片栗粉を溶かしてお砂糖入れて
トロンとしたゼリーみたいなの
作ってもらったり、
オデコに手を当てて、
うん?だいぶ高いぞ、って
ボウルに氷水を入れてきてくれたり。
ちょっとしたワガママも
叶えてもらえたりして。
私が学生のとき、デパートの
歳末アルバイトで
風邪をもらって、寝込んだことがありました。
あいにく、家族は出かけていました。
会社から帰ってきた父が、
枕元で尋ねます。
「何か食べるか?何なら食べられる?」
「うーん、、、フルーツサンド。
フルーツサンドが食べたい、、」
「フルーツサンド?そりゃ、どんなもんじゃ?」
父はフルーツサンドを
知りませんでした。
「薄い食パンに、マーガリンを塗って、
スライスしたイチゴとかバナナとか果物がはさんであるん」
「そうか__、やってみよう」
作ってくれました。
6枚切り食パンを
包丁で半分の薄さにそいで、
桃缶、ミカン缶、パイナップル缶の果物を
薄く切って 挟んでありました。
缶詰のシロップを吸って
ズッシリしたフルーツサンド。
前代未聞の美味さ?だったことは
言うまでもありません。。。
そう、
なんたって思い出には魔法がかかっていますから。
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テーマ:イラスト - ジャンル:学問・文化・芸術
- 2019/03/29(金) 05:46:29|
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