アートの輪をFacebookで繋げていく イベント[5Days Art Challenge]の ラスト5日目の転載です。 今回は、詩画集 『クレド サラヤジ(それでも生きていかなくっちゃ)』 からです。 エッセイストのパク・キョンナムさんの詩に 絵をつけさせていただきました。 手のひらサイズなので、 今でも学校の卒業記念に 生徒さんに配っていただいたりしています。 ちょっとクジケそうになったときに開くと、 励ましてくれるんです。 珠玉の言葉が。 ・ ・北陸のある図書館で、 この本の詩と原画展をしていただいたことがあります。 その展示会場で 涙を流している女性がいらしたそうです。 司書の方が 声をかけてお話を聞いてくださいました。 年末に 旦那様が大きな事故を起こして 加害者になってしまったそうです。 旦那様は長距離のトラックの運転手でした。 「こんな事故を起こしてしまって、どうしていいかわからない。 子どももいるのに、どうしよう。自分たちは、もう、生きていけない、、、」 そう、ご夫婦で思い詰めていたそうです。 たまたま立ち寄った図書館で この詩と原画展をしていて。 ひとつずつ、詩を読んで 絵を眺めて、、、しているうちに、 涙がとうとうと流れてきたそうです。 そして。 ご自分の気持ちが変わってきたことに 気づかれたそうです。 「失敗したけれど、やり直していいんじゃないか やり直せるんじゃないか、 もう一度、 もう一度、生きてみよう」って、 ・ ・ 司書の方が私にくださった 和紙に万年筆の美しい文字のお手紙には、 この詩と原画展を開催して、 どんなにご自分が得るものが大きかったか、 感謝の言葉とともに綴ってありました。 人間は 人のお役に立つことが嬉しい動物。 人が喜んでくれさえすれば ホントなら無理かなって思えることでも 頑張ってできちゃえたりします。 美しい生き物だと思います。 トラックの運転手さんご夫婦、 感受性豊かな奥様でよかったです。 その感性が ご本人を救ったのではないかしら。 ひとりの司書さんの 熱い思いがなければ 実現しなかった展覧会。 私たちをみつけてくださった出版社の方のご尽力。 そしてキョンナムさんが 大好きなエッセイストさんだから 私も、より気持ちを込めて絵をつけさせていただけました。 このお仕事ができてよかった。 喜んでいただけて なんて幸せなんでしょう。 感謝のいっぱいつまった詩画集です。 全部お見せできなくてザンネン。 (興味をもっていただけましたら Amazonで出ています。中古本は格安です) ・ ・ 最後の1ページをご紹介しますね。「ナントナク 明日ガ タノシミ」 そうだよねえ 明日が楽しみ ホントに いい明日を 作りたいね ・ ・ ・ 私のつたない作品に5日間、 お付き合いくださいまして ありがとうございました。 セキ・ウサコのイラストのHPはこちらです。セキ・ウサコHP [5Days Art Challenge]
3 images a day for 5 days and nominate one other artist each day.
Facebook上で作家が自分の作品を1日3つずつ5日間公表していき、
知り合いのアーティストを1人紹介してアートの輪を広げていく
アート・ムーブメント。
5Days Art Challengeグループのページ ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
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テーマ:イラスト - ジャンル:学問・文化・芸術
2015/08/07(金) 09:00:42 |
絵のこと
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