
(イラストは、日本標準ペアレンツクラブ4月号の表紙・春のドアより)
この春、私のところに来てくれたのは
あ〜んまり嬉しくはない、
インフルエンザのAさんでした。
高熱で苦しみましたけど、
素晴らしいってことは、
「治る」っていうこと!
そうです。
タミフル様のお陰もあって、
今、
もう私はインフルエンザじゃないのです。
ドアを叩いてくれるのは、
いつも楽しいことばかりじゃないけれど、
でもね、
何かしら、いいこともあるよね。
熱が下がったら、
戸外では桜が咲きそう。
都内ではこの週末が満開だとか。
ありがたいな。
今年も。
春色のリネンのスカーフを巻いて、
サクラ色の風に吹かれましょう。
皆様のもとにも、
桜の良い時間が流れますように。

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テーマ:犬のいる生活 - ジャンル:ペット
- 2019/03/30(土) 08:00:00|
- ワンコと絵
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(イラストは、日本標準ペアレンツクラブ4月号の表紙・春のドアより)
コンコンコン♪、と、
今年の春のドア。
開けたら、珍しいお客さま。
なんと
遅ればせながらの
インフルエンザAさん、だったのでした。
39度近い熱が
何日も続き、
お陰で おかしな夢ばかり
見ました。
なぜか、
オードリーの春日君と若林君と、
シェアハウスで暮らしている私。
ふと彼らのベランダを見たら、
ブラがたくさん
干してあるのです。
ベビーピンクのや、
オペラピンクのや、
花柄や縞々や、みーんなピンク色。
春風にふわふわ揺れてる。
どれも、アンダーが
どーんと大きいのに
カップが、
すごくちっちゃい三角ブラ。
あ〜、そういう趣味をおもちだったのね〜、 と、
フタリを見上げると、
フタリともニコニコしてるの。
それぞれの春だもんね、
いいよね。
うんうん。
(夢ですよ、夢、夢!)

高熱が続いたお陰で、
見られた不思議な夢、
ふたつ目は
10年前に亡くなった父が現れました。
私は身体が熱くて
しんどいので、
ミルクティーでも淹れようと台所に立ちました。
缶を開けたら勢い余って
中身のお茶っ葉が 床に
バッシャーン!
たいへんたいへん。
あ、ミルクが沸騰しちゃう、
お砂糖は、、、
焦っているところに、
父が ニコニコしながら
現れます。
「この前のお土産のハーブティーは
どうだった?美味しかったかな?」
「え? あ、この前の、お土産、のね、うん」
答えもそこそこに
別の容器をシュポン!
と開けたら
今度はコーヒー豆が ジャラジャラ〜!
あー、たいへん。
でも、父はまだ
更なる、私の感想を待っています。
「えっとね、バニラとクローブが効いていて、
いかにもlove storyって
ネーミング通りのお味で美味しかったよ」
「ふむ、そうか、そうか」
父は、目を細めて
うんうんと満足そうに
頷いているのでした。
床に散乱する紅茶葉と、
コーヒー豆など物ともせず。
ま、ね。
オバケで足がないから、
床がどうだって
気にしないよね。
お父さんらしいなぁ、
と笑って
ちょっと嬉しくて 泣きました。
インフルエンザのお客さま。
あんまり嬉しくは無いけれど、
熱が出るといいことも
ありますよね。
そ、家族がちょっと
優しくしてくれる。
子どもの頃は、
りんごをすりおろしてもらったり、
片栗粉を溶かしてお砂糖入れて
トロンとしたゼリーみたいなの
作ってもらったり、
オデコに手を当てて、
うん?だいぶ高いぞ、って
ボウルに氷水を入れてきてくれたり。
ちょっとしたワガママも
叶えてもらえたりして。
私が学生のとき、デパートの
歳末アルバイトで
風邪をもらって、寝込んだことがありました。
あいにく、家族は出かけていました。
会社から帰ってきた父が、
枕元で尋ねます。
「何か食べるか?何なら食べられる?」
「うーん、、、フルーツサンド。
フルーツサンドが食べたい、、」
「フルーツサンド?そりゃ、どんなもんじゃ?」
父はフルーツサンドを
知りませんでした。
「薄い食パンに、マーガリンを塗って、
スライスしたイチゴとかバナナとか果物がはさんであるん」
「そうか__、やってみよう」
作ってくれました。
6枚切り食パンを
包丁で半分の薄さにそいで、
桃缶、ミカン缶、パイナップル缶の果物を
薄く切って 挟んでありました。
缶詰のシロップを吸って
ズッシリしたフルーツサンド。
前代未聞の美味さ?だったことは
言うまでもありません。。。
そう、
なんたって思い出には魔法がかかっていますから。
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テーマ:イラスト - ジャンル:学問・文化・芸術
- 2019/03/29(金) 05:46:29|
- 絵のこと
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(イラストは『こどもとつながる・こどもがつながる』
ひとなる書房の表紙より)
春になって花屋さんの店先が華やかになってくると
思い出すお友だちがいます。
チエちゃんは中学生の時、私の隣の席でした。
小さい色白のお顔におかっぱ頭、
身体も手足も細くて、小児麻痺なので
歩くとき難儀していました。
動作もゆっくりだけど、クラスの仲間は
体育の時も、教室移動の時も、
ゆっくりのチエちゃんをゆっくり見守っていました。
お勉強の方もゆっくりでした。
先生方もあまりチエちゃんを指すことはなく、
たまに席の順番で答えなくてはならないとき、
隣の私が そっとノートをずらして走り書きを見せると
チエちゃんは、にこっ!と笑って、
私のノートの答えを そのまんま答えます。
先生も、「はい」って頷いてそれだけでした。
チエちゃんはご両親とではなく おばあちゃまと
暮らしていました。
おばあちゃまは スイセンの花がお好きで
お庭にも温室にも たくさん植えてあるそうです。
春になると チエちゃんは ときどき
スイセンの花束を持って学校に来ました。
先生は、教壇の上と 廊下の花瓶に挿しました。
チエちゃんに似た、密やかで小さい太陽みたいな
スイセンでした。
ある日、授業が始まっているのに私の隣の席に
チエちゃんは来ていませんでした。
「イヤだイヤだ!」って泣き声がするので
廊下をのぞくと、チエちゃんをおばあちゃまが引っぱって
連れ戻そうとしていました。
「ここじゃないの!別の教室に行くの!」
おばあちゃまは 嫌がるチエちゃんを引きずりながら、
廊下をのぞいてビックリしている私たち生徒に
頭を下げました。
きっちりと、下げられました。
チエちゃんは 学校の別の場所にある
「特別教室」に通う事なりました。
後で分かりましたが、
チエちゃんのような子がいるとウチノコのお勉強が遅れる
と、保護者の方から苦情がでたそうです。
おかしい。
そんなのおかしい。
中学生でも、腹立たしく悔しく、やるせなく、
なんで、なんで!って思った気持ち
忘れられません。
スイセンを見ると、チエちゃんの「にこっ!」が浮かびます。
「障がいと普通の間にある壁を壊す」ということを
映像化した10分ほどのアルゼンチンのショートムービーがあります。
https://youtu.be/6dLEO8mwYWQ脳性麻痺のイアンという少年は他の子どもたちと遊びたい、のに
そこには高い壁があります。
壁を越えようと頑張るイアンの姿に
初めはバカにしていた子どもたちも
だんだん心を動かされます。
やがて、イアンを助けようとする子どもが出てきて、、、、。
高い壁は、心の中にある「見えない壁」なのです。
もと特別養護学校の先生をしていらした山元加津子さんのメルマガでも
紹介されていました。
どうぞご覧くださいね。

大きくても小さくても、速くても遅くても
脚が何本でも、どんな毛色でも、
僕らは壁をつくらないよ。
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- 2019/03/05(火) 08:35:12|
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